BricQモーション ベーシック

犬の障害物コース

犬の障害物コースを作りましょう!ここで作用している押す力や引く力について説明してください。このレッスンは、生徒が レゴ® エデュケーション BricQモーション ベーシック セットのパーツに慣れることができる内容になっています。レッスンの前に、白いトレーの下にあるものを生徒に見せ、ブロックが色で分類されていることを説明する時間をとることをおすすめします。トレーの下には組み立て説明書が入っています。このユニットで使うのは「A」のみです。

30~45分
初級
小学校低・中学年
ハイブリッド
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準備

  • 付属の生徒用資料をよく読んでおきます。授業ではプロジェクターを使って生徒用資料を表示するとよいでしょう。
  • 関連性のある概念 (押す力と引く力など) を前のレッスンですべて学習しておいてください。
  • それぞれの生徒の能力や学習進度を考慮してください。全員がレッスンを楽しめるよう、必要に応じて個別化します。下の個別化セクションを参考にしてください。

関心を引きつける

(クラス全員、10分)

  • ここで生徒用ビデオを見るか、オンラインの生徒用資料から再生してください。
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  • 犬について簡単なディスカッションを促します。
  • 次のような質問をしてください:
    • 犬のトレーニングはどのように行いますか?
    • ビデオではトレーニングにどのような障害物が使われていましたか?
    • 犬たちは障害物にどのように反応していましたか?
  • これから犬の障害物コースを作ることを説明してください。この課題に決められた作り方はなく、組み立て説明書の1ページにある写真を参考にしながらモデルを作ることを説明してください。以下のように指示します:
    • 組み立て説明書「A」の1ページのモデルをそのまま再現しても、改良しても、全く新しいモデルを作っても構いません。
    • 犬が通り抜けたり、乗り越えたり、くぐったり、よけなければならない障害物を3種類以上作ることを目標です。
  • ディスカッションの最後にレゴ® エデュケーション レゴ® エデュケーション BricQモーション ベーシック セットをグループごとに配布します。

探究する

(少人数グループ、20分)

  • ペアで犬の障害物競走コースをデザインし、組み立ててもらいます。
  • このレッスンには特定の作り方はありません。しかし生徒は、組み立て説明書「A」の2ページにある見本モデルの写真を参考にすることができます。全く新しいモデルをデザインしても構いません。
    • 注:セットに入っているパーツでは、見本写真のモデルをすべて同時に作ることはできません。
  • 組み立てに役立つ情報は下のヒントを参照してください。
  • モデルが完成したら、すべての障害物を一列に並べ、犬たちにコースを試してもらいましょう。
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説明する

(クラス全員、5分)

  • 生徒を集めて、組み立てたモデルについて発表させます。
  • 次のような質問をしてください:
    • 犬は障害物コースをどのようにして進みますか? (押す/引く、上る/下る、乗り越える/くぐる、通り抜ける、通過する、よける、など)
    • 押す力が必要な障害物はどれですか? (「とってくる」の障害物ではスプリングを後ろに引いてボールを押し、発射させます。)
    • 引く力が必要な障害物はどれですか? (「犬ソリ」の障害物では犬がソリを引きます。)
    • ほかの押す力と引く力が働いていた場面がありましたか?

さらに実践する

(クラス全員、10分)

  • さらにたくさんの障害物を考えて組み立ててもらいます。
  • 時間に余裕があれば、すべてのグループのモデルを集めて大きな障害物コースを作ってもらいましょう。
  • モデルを解体してブロックをトレーに仕分けし、作業スペースを片付けるよう指示します。
  • 床にパーツが落ちていないか確認し、見つけた場合は元のセットに戻すよう促します。

評価する

(レッスン全体を通して)

  • 授業中に生徒に「なぜ」や「どのように」といった質問を投げかけて、学習の中心となっている概念についての考察を促してください。
  • 完成したグループから、モデルにどのような動きができるか試してみるよう促してください。どの部分がどの部分を押しているか説明してもらいましょう。
  • 生徒がモデル制作をする際に、問題を解決するために行った決断の思考プロセスや論理付けについて、「声に出して考え」たり説明するような声かけをします。

この学習におけるルーブリックの例

  • それぞれの生徒が、障害物コースの中で働く押す力と引く力をどの程度上手く説明できるかを評価します。
  • 次のルーブリックを参考に、評価規準や判定基準を作成しましょう。 
    1. 追加の支援を必要とする
    2. 支援を受けずに作業できる
    3. 他の生徒を手伝うことができる

自己評価

  • それぞれの生徒に、自分の成果に最もよくあてはまるブロックを選ばせます。 
    • 緑:「押す力」と「引く力」の意味を説明することができると思う。 
    • 青: 「押す力」と「引く力」の意味を説明することができる。 
    • 紫:「押す力」と「引く力」の意味を説明することができ、クラスメートの理解を助けることもできる。

仲間のフィードバック

  • グループごとに、グループで一緒に作業をした体験について話し合ってもらいます。 
  • 下のような文章を使うよう促してください: 
    • 君が…したのはとても良かったと思う。 
    • 君が…した時のことについてもう少し聞きたいな。
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ヒント

組み立てのヒント

  • 組み立て説明書「A」の2ページにある見本写真には、組み立てトレーニング用のモデルが7種類と、発展的モデル2種類があります。
  • 取れなくなってしまったブロックをブロックはずしを使って取り外す方法を、実演しながら解説してください。
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個別化

学習に困る生徒が多い場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう:

  • 各グループに組み立てる障害物を割り当てる (シーソーと円形のランニングマシンは押す力と引く力の働きを強調する構造のため、はじめに作るモデルとして最適です)

この学習で物足りない場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう:

  • 動く、回転する、傾く、または転がる部分のあるほかのトレーニング用障害物を作れるか挑戦させる
  • 組み立てが得意なグループにはパーツをランダムに選び、それを使ったモデルを作れるか挑戦させる

発展課題

国語の発展課題 (注:時間が別途必要です)
国語スキルの向上を図るには、犬の障害物競争を実況中継するアナウンサーの原稿を書いてもらいます。

小学校学習指導要領国語 第2-2-A-(1)

1:1 ハイブリッド学習

ハイブリッド学習向け資料のページから、個人学習キットのレッスンプランをダウンロードしてください。

教師用サポート

学習内容:

  • レゴ® エデュケーション BricQモーション ベーシック セットを使ったモデル制作に親しむ
  • 押す力と引く力が物体の運動に影響を与える仕組みを調べる
  • レゴ® エデュケーション BricQモーション ベーシック セット (生徒2人あたり1セット)

小学校学習指導要領
国語 1~4年生 考える力、 説明や経験の報告、グループで話し合う
算数 1~3年生 2位数、分数、mm、cm、秒
理科 3~6年生 予想や仮説、観察、実験、計測して制御する
生活 具体的な活動や体験、他教科との関連、比べる、試す、見通す、工夫する
図画工作 創造的につくったり表したりする、つくりだす喜びを味わう
総合的な学習の時間 探求的な見方・考え方、横断的・総合的な学習を行う

生徒用資料

生徒用ワークシート

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