陸上競技

• 付属の生徒用資料をよく読んでおきます。授業ではプロジェクターを使って生徒用資料を表示するとよいでしょう。
• 関連性のある概念 (押す力と引く力など) を前のレッスンですべて学習しておいてください。
• それぞれの生徒の能力や学習進度を考慮してください。全員がレッスンを楽しめるよう、必要に応じて個別化します。下の個別化セクションを参考にしてください。

• ここで生徒用ビデオを見るか、付属の生徒用資料から再生してください。

• 陸上競技で行われる、走る、跳ぶ、投げるといった動作で働く力について簡単なディスカッションを促します。
• 次のような質問をしてください:
  • 陸上競技で選手たちが行う動作には、どのような力が必要ですか？(筋肉を使って身体を押すことで走る、跳ぶ、投げるといった動作をしています。)
• これから、陸上競技を再現した装置を組み立ててもらうことを説明します。この課題に決められた作り方はなく、組み立て説明書の2～3ページにある写真を参考にしながらモデルを作ることを説明してください。
• 以下のように指示します:
  • 組み立て説明書の2～3ページのモデルをそのまま再現しても、改良しても、全く新しいモデルを作っても構いません。
  • すべてのグループが、可動部のある陸上競技モデルを2種類以上作るようにしてください。
• すべてのグループにセットを配布します。

• ペアでモデルをデザインし、組み立ててもらいます。
• 注:このレッスンには特定の組み立て説明書はありません。しかし生徒は、組み立て説明書の2～3ページにある見本モデルの写真を参考にすることができます。全く新しいモデルをデザインしても構いません。
• 組み立てに役立つ情報は下のヒントを参照してください。
• 完成したペアからモデルをテストするよう促してください。

• 生徒を集めて、組み立てたモデルについて発表してもらいます。
• 次のような質問をしてください:
  • 制作したモデルは、選んだ競技をどのように表現していますか？ (速いスピードで動く、何かをジャンプさせるなど)
  • このモデルでは何の力、どのような状態の力が働いていますか？ (押す力、引く力、釣り合っている力、釣り合っていない力、重力など)

• 時間に余裕があれば、別のペアのモデルを試す時間を設けます。
• 生徒がモデルを解体してブロックをトレーに仕分けし、作業スペースを片付ける時間を設けてください。

• 授業中に生徒に「なぜ」や「どのように」といった質問を投げかけて考察を促してください。
• 生徒が活動中に、問題を解決するために行った決断の思考プロセスや論理付けについて、「声に出して考え」たり説明するような声かけをします。

この学習におけるルーブリックの例

• それぞれの生徒が、モデルの中で働く様々な力をどれだけ説明できるかを評価します。
• 状況に合った評価基準を作成しましょう。例:
  1. 追加の支援を必要とする
  2. 支援を受けずに作業できる
  3. 他の生徒に教えることができる

自己評価

• それぞれの生徒に、自分の成果に最もよくあてはまるブロックを選ばせます。
  • 緑:助けを借りて、モデルの中で働く様々な力を説明することができる。
  • 青:モデルの中で働く様々な力を説明することができる。
  • 紫:モデルの中で働く様々な力を詳しく説明することができ、クラスメートの理解を助けることもできる。

仲間のフィードバック

• チームごとに、一緒に作業をした体験について話し合ってもらいます。
• 下のような文章を使うよう促してください:
  • 君が…したのはとても良かったと思う。
  • 君がどうやって…したのかもう少し聞きたいな。

組み立てのヒント

• この画像の4つのモデルは、見本として生徒に使わせてください。

学習に困る生徒が多い場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう:

• 各グループに特定の見本モデルを割り当て、そこからデザインを膨らませるよう指示する
• カムアームと歯車列は可動部を簡単に作れるため、この課題に最適です

この学習で物足りない場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう:

• 残りのブロックでモデルを装飾して個性を表現し、スポーツのテーマにふさわしいデザインにする
• パーツを1つランダムに選び、それをモデルに使う方法を考えさせる
• 2～3種類の異なるメカニズムを組み合わせて1つの複雑なモデルを作れるかどうか挑戦させる

(注:時間が別途必要です。)
モデルの長さと幅をかけて、テーブルの上の競技場にモデルを置くのに必要なスペースを計算してもらいましょう。すべてのモデルを並べるのに必要な競技場の広さを計算させます。

小学校学習指導要領算数　第2-第4学年-2-B-(4)

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