カー・ランチャー
エネルギーと摩擦、押す力・引く力、車輪について学びます。
1. 結びつける
(5-10 分)
サムとサラは、スピードの速い車に乗って丘を走り降りて遊んでいます。家の裏にある急な丘はとても 良い傾斜路です。丘を走り降りるのはとても面白く、おなかのあたりがムズムズするほど興奮します。でも車が止まった後で、また坂の上まで車を押して戻るのは楽ではありません。サラは、自分たちで 坂の上まで車を一生懸命押すよりも、もっと楽な方法があるのではないかと思っています。サムは、 サラを車に乗せたままで、丘の上まで一気に押し上げられるといいと思っています。それが実現した ら、どんなにいいでしょう!
サムとサラが、車を丘の上まで一気に押し上げられるようなカー・ランチャーを作るのを助けてあげ られますか?さあ、考えてみましょう!
1. 結びつける
(5-10 分)
5 番の組み立て説明書を読んで、車とカー・ラン チャーを作る
車輪がスムーズに回り、車の側面にあたらな いか確認してください。
実験用の丘を作る
- 床から20 センチ高くなるように本を数冊重ね た上に板の一方の端を置き、もう一方を床の 上に置いてください。
- 斜面の下側にカー・ランチャーを置いて、手 で押さえましょう。
アイデア:
カー・ランチャーを定位 置に固定するために、粘 着テープを使っても良い でしょう。
1. 結びつける
(10-15 分)
遠く、またはもっと遠く?
2 つの異なるカー・ランチャーを使って、斜面 の上に車を上げてみましょう。どちらのカー・ ランチャーの方が遠くまで車を上らせることが できるか、実験してみましょう。
まず、どちらのカー・ランチャーの方が遠くま で車を上らせることができるか、そしてどちら のカー・ランチャーの方がより遠くまで車を上 らせることができるか予測してみましょう。
それから、まず小さなカ-・ランチャーを、次 に大きなカ-・ランチャーを使い、どの位遠く まで斜面を上らせることができるか実験してみ ましょう。
ワークシートに示されている言葉を使って、実 験結果を記入しましょう。
大きなカー・ランチャーは車軸が長いので、ス ピードを出したり、車を送り出すためのエネル ギーを確保するのに、より時間がかかります。 大きなエネルギーが得られれば、その分走行距 離が長くなります。
以下のような質問をして、子どもたちに実験結 果についてじっくりと考えさせてみましょう。
- 自分が予測した中で、実際にそうなると思う ものはどれですか?その理由は?
- 実験結果について説明してください。
- 正しい実験結果が得られるように、どんな工 夫をしましたか?押す力は、いつも同じにな るようにしましたか?いつも同じ場所から、 車を押し出すようにしましたか?
- モデルがどのように動くのか、説明してみま しょう。
ヒント:
車の移動距離を測る 時は、物差しを使い ましょう。
4. 続ける
(10-15 分)
どのくらい近くまで行ける?
誰が壁にあたらずに、壁の一番近くまで車を押 し出すことができるか実験するゲームを作って みましょう。
車ができるだけ壁の近くで止まるほど、より多 くのポイントを確保できます! ワークシートに得点を記入しましょう。
正しい実験結果が得られるようにするには、ど うしたら良いでしょうか?
車はすべて、同じスタート地点から発車させる みんな、3 回づつ実験する 3 回の得点を合計する、など。
教師用サポート
以下のコンセプトについて学びます:
科学
- エネルギー
- 摩擦
- 距離を測定する
- 押し引き
- 車輪
デザインとテクノロジー
- 部品を組み立てる
- 評価する
- メカニズムを利用する
- アーリーシンプルマシンセット (生徒2人につき1セットをおすすめします)
- 箱または本
- 厚紙
- 板または木製棚‒ 150 センチ以上
- 物差し
- 粘着テープ
主な科学の学習内容
可変条件による簡単な機械の動きの変化を調 査したり、簡単な機械の動きを予測したり測 定したり評価するなどの科学的な調査。注意 して観察すること、結果を説明したり発表す ること、および以下。
- 押す力について調べる
- 摩擦について調べる
- 斜面について調べる
デザインとテクノロジーに関する主な学
習内容
特定分野の知識や理解を育むためにさまざ まな機械的および構造的な部品を使って学 習する。技術的な条件に照らし合わせてモ デルの評価を行う、デザイン力を育む、お よび以下。
- メカニズム:車輪と車軸