次に何が起こるかな?
このレッスンでは、さまざまな仕掛けを作って原因と結果について学びます。
Connect(結びつける)
- 子どもたちに参考写真を見せて何が写っているか聞いてから、フリ ーフォールという乗り物の写真だと教えてあげてください。
- これから、くるくるゆうえんちへ来ている男の子と女の子についての お話を読むことを伝えます。
- これは、何かのきっかけによって色々な出来事が続けて起こること についてのお話だと説明してください。
- 以下のお話を声を出して読みます。
マットとシエナは、くるくるゆうえんちで一番こわい乗り物「フリーフォール」に 乗ることにしました。2人は列に並んで順番が来るの待ち、シートに乗り込み ました。マシンがロープを巻き上げてシートはどんどん上がり、タワーの一番 上で止まりました。
「わぁ! すごく高いぞ!」 マットが言いました。
「あのお腹がむずむずするような感じが好きなの! はやく落ちないかな。」 シエナが言いました。
2 人はゆうえんちを見下ろしながらシートが落ちるのを待ちました。と、とつぜ んロープを支えていたレバー が動いて外れました。2人のシートが落ちる間、 マットとシエナは叫んだり笑ったりしていました。シートが別のレバーの上に着 くと、旗が上がりました。
「とても楽しかったね!」 シエナが言いました。
「もう一回乗ろうよ!」 マットが言いました。
たとえば次の質問をしてみましょう。
シートが落ちたのはどうしてかな?
次に何が起こったかな?
お話に出てくる出来事は、レバーが動いてロープが外れたことが原因になっており、そのせい でシートが下に落ちたのだということを説明してください。シートが下に着くと、旗が上がる という別の出来事が起こりました。このようにいくつもの出来事が続けて起こる仕掛けをつ くることを子どもたちに呼びかけましょう。
Construct(形をつくる)
- 子どもたちに、ペアになって何か仕掛けや仕組みを作ってもらいましょう。何かが起きることで次の出来事が起こる仕組みであることをもう一度説明します。
- このレッスンの参考写真を見せて、まったく触らずに何かを動かすにはどうしたらよいか子 どもたちに聞いてみてください。
- 仕掛けをいくつかの部分に分けて組み立ててから合体させ、動くかどうかを試すやり方を 教えてあげましょう。
ヒント: 付録にはモデルのそれぞれの部分だけを写した写真が入っています。1 人ずつ、またはペアごとに配布して担当する部分を決めることもできます。きっかけ (原因) になるものに は、ボールを投げる、ダーツを大砲から発射する、車をスロープの上から転がす、などがあります。その次に起こる出来事としては、ドミノが倒れる、歯車が動く、などが可能です。
Contemplate(よく考える)
子どもたちに、自分が作ったモデルをみんなの前で発表してもらいます。
たとえば次の質問をしてみましょう。
- このモデルのきっかけは何かな?
- このモデルの中で最初に起こったことは何かな?
- 最後に起こったことは何かな?
- 仕掛けは 予想したとおりに動いたかな? なぜそうなったのかな?
Continue(さらに続ける)
- 子どもたちに、みんなが作ったモデルを組み合わせて1つの長いモデルを作ってもらいましょう。
- 教室の中にモデルの組み立てに使える場所を指定して、モデルを交代で試して上手く機能 するようになるまで改善を重ねるように言います。
ヒント: 子どもたちにさまざまな仕掛けを示す絵を描いてもらい、それぞれの出来事に番 号をふるように言いましょう。
指導のヒント
子どもたちが以下のスキルを実践できているかどうかを観察することで、科学、テクノロジー、エンジニアリング、芸術、数学の能力が伸びているかどうかを判断することができます。
- 原因と結果の関係を見つける
- 歯車や車輪などの簡単な機構を組み立てる
- 科学に興味をもつ
- 「もし~ならどうなるか」という実験/試験をする
- 起こることを観察し、描写する
教師用サポート
子どもたちは以下のスキルを身に付けます。
- 原因と結果を見つける
- オリジナルの仕掛けを作る
くるくるゆうえんちセット (45024)、参考写真。
- 歯車や車輪などの簡単な機構を組み立てる
- 科学に興味をもつ
- 「もし~ならどうなるか」という実験/試験をする
- 起こることを観察し描写する
- 原因と結果の関係を見つける