デュプロ® くるくるゆうえんちセット

当てられるかな?

このレッスンでは、子どもたちは確率や予想/予測、データの記録について学びます。

0~30分
中級
未就園児
probability

遊びに隠された数学 (先生方へのメモ)

  • 確率とは、何かを繰り返し行った時に特定の出来事がどれだけの頻度で起こるかを示したものです。例えば、コインを投げて裏が出る確率は2分の1になります。

Connect (結びつける)

  • 子どもたちと当てっこゲームをします。子どもたちに、「今先生はある色について考えています」と言い、どの色について考えているか当ててもらいましょう。

  • ヒントをあげてください。色についてのヒントには以下のようなものがあります。

  • 先生が考えている色は、丸い果物の色です。

  • 先生が考えている色は、バラの色です。

  • 子どもたちが色を当てたら、どうしてわかったのか聞いてみましょう。ヒントが多いほど、正しい答えを当てるのが簡単になることを説明してください。

  • 赤、黄、青のブロックをセットから選んで前に並べます。この3つの色のうち先生がどの色について考えているか、当ててもらいましょう。

  • 子どもたちが色を言い当てたら、さっきのゲームと比べて色を当てるのが簡単だったか難しかったかをたずねてみてください。

  • 今回のゲームでは3つの色の中から選べばよかったのに対し、さっきはヒントが全くなかったということを説明してください。

  • これから、くるくるゆうえんちへ来ている人たちについてのお話の最初の部分を読むことを伝えます。参考写真を見せたり、お人形を使って場面を演じてもよいでしょう。

probability
  • 以下のお話を声を出して読みます。

アーティーとテレサは、アーティーのおばあちゃんのエンゲルスさんと一緒にくるくるゆうえんちに来ています。すると、園長のパーカーさんがルーレットの係りをしていました。

「さあ、こっちに来て回してごらん! どの色で止まると思う?」 パーカーさんがたずねました。

「僕の好きな色は赤だから、赤で止まると思う!」 アーティーが言いました。

「私は水色で止まると思うわ。水色の部分は3つもあるのに、赤は1つ、黄色は1つ、青は1つしかないもの。」テレサが言いました。

「エンゲルスさん、ルーレットを回してみますか?」 パーカーさんがたずねました。

エンゲルスさんはルーレットに近づくと、せいいっぱい力を込めて回しました。

みんながじっと見ている間、ルーレットは何度も何度も回りました。やがてルーレットはだんだんおそくなり、 赤で止まりました。

「やった! やっぱり赤が一番だ!」 アーティーは大喜び。

「赤の棚から好きな賞品を選んでおいで!」 パーカーさんが言いました。

Construct (組み立てる)

  • 子どもたちに、箱の中に入っている組み立て見本カードにのっているルーレットのモデルを作るように言います。これからルーレットを使ったゲームをすると伝えましょう。
  • ルーレットが完成したら、上についている旗が色を指す役割を果たしていることを説明し、ルーレットを回したらどの色で止まると思うか予想してもらいます。
  • このゲームの勝ち負けは運で決まり、ルーレットがどこで止まるかは誰にもわからないということを説明してください。
  • 回したときの力の強さやルーレットのまわりの長さからどの色で止まるかを予想することはできても、上手く当てるのはとても難しいということを教えます。
  • 子どもたちに結果表を1枚づつ配布し、順番にルーレットを回してどの色で止まるかを予想するゲームをしてもらいます。1度回すごとに、ルーレットが止まった色のマスの横に印をつけるように言ってください。

Contemplate (よく考える)

  • ルーレットを何度か回したら、子どもたちに表を見てルーレットがそれぞれの色に何回止まったか数えてもらいましょう。

  • たとえば次の質問をしてみましょう。

    • 次はどの色に止まるかな?
    • ルーレットを3回回したら、水色には何回止まるかな? どうして?
  • このルーレットにはほかの色よりも水色の部分が多いため、ルーレットが水色で止まる確率が高くなる (止まる回数が多くなる) ということを説明します。

Continue (さらに続ける)

  • 子どもたちに、今度はルーレットで別のゲームをすると伝えてください。
  • 順番にルーレットを回して、その度に旗のところに来た色と同じ色のブロックかパーツを1つ選んで集めていくのだと説明します。
  • ルーレットを5回回したら、選んだブロックでルーレットの賞品作りにチャレンジすることを伝えてください。

指導のヒント

  • 子どもたちが以下のスキルを実践できているかどうかを観察することで、科学、テクノロジー、エンジニアリング、芸術、数学の能力が伸びているかどうかを判断することができます。

    • 予測/予想をする
    • 起こることを観察し、描写する
    • 簡単な表やチャートを使って結果を記録する
    • 数字を理解し、ものの数を数える

教師用サポート

子どもたちは以下のスキルを身に付けます。

  • 予測/予想をする練習をする
  • 簡単な表やチャートを使って結果を記録する練習をする

くるくるゆうえんちセット (45024), 参考写真、結果表 (1人1枚印刷)、クレヨンまたは色えんぴつ。

  • 起こることを観察し描写する
  • 予測/予想をする
  • 簡単な表を使って結果を記録する
  • 数字を理解し、ものの数を数える