ジェースンの不運な日
悲しい気持ちに向き合う
Connect(結びつける)
これからジェースンについてのお話しをすると子どもたちに伝えます。
ジェースンは、不運な(とても嫌な)1 日を過ごしています。
このレッスン のイラストを子どもたちに見せます。
以下のお話しを声を出して読みます。
今朝、ジェースンはママに普段と同じ時間に起こされましたが、眠くてたまりませんでした。ベッドから出て、着替えをしましたが、お気に入りの洋服は汚れていたため、別の洋服を着なければなりませんでした。パパが朝ごはんに出してくれたのは、ジェースンの嫌いなオートミールでした。
学校に行くと、お友だちのマドックスが蹴ったボールが偶然泥をはね上げ、ジェースンは泥だらけになってしまいました。しばらくして、ジェースンはつま先を岩にぶつけてしまい、かなり痛い思いをしました。午後になり、家に帰っておいしいイチゴを食べるのが待ち遠しくてたまりませんでした。ところが、家では妹のナリがイチゴを残らずたいらげてしまっていました。
ジェースンはこの不運な 1 日に対して、とても腹が立ちました。自分の部屋に行き、うまくいかなかった全部の出来事を思い出して、涙が出てきました。泣き終わり、深呼吸をすると、気分が軽くなりました。
別のおやつを探しに、台所に行くと、ナリが自分のイチゴを分けてくれたため、ジェースンはとてもうれしく感じました。結局、それほど不運な 1 日ではなかったのかもしれません。
たとえば次の質問をしてみましょう。
- ジェースンのような、運が悪いと思った日はこれまでにありますか?
- 物事がうまくいかなかったとき、ジェースンはどんな気持ちになりましたか?
- 物事がうまくいかなかったとき、あなたはどんな気持ちになりますか?
Construct(組み立てる)
お話しの中で問題に直面しているときのジェースンの表情を、お友だちといっしょに組み立てるよう、子どもたちに指示します。
よく考える
お話しの中でジェースンがどんな気持ちになり、何をしたかをお友だちと順番に演じるように、子どもたちに指示します。
たとえば次の質問をしてみましょう。
- ジェースンは自分の感情をどのように示しましたか?
- ジェースンは気分をよくするために、何をしましたか?
- ほかにどんなことをしたら、ジェースンの気分はよくなるでしょうか?
さらに続ける
お友だちといっしょに、ナリとイチゴを組み立てるように、生徒に伝えます。
お話しの中で、ジェースンとナリがイチゴを分けた場面を演じてもらいます。
ヒント
以下のスキルを観察すると、子どもたちが社会的、情緒的に発達しているのかどうかを確認することができます。
- 子どもたちは感情を認識し、名称を付けることができる。
- 子どもたちはパートナーと協力することができる。
教師用サポート
- 時間をかけて悲しみに向き合い、気持ちを落ち着かせることは大事なことなのだ とこどもたちは理解します。
園児 8 人まで
- 子どもたちは感情を認識し、名称を付けることができる。
- 子どもたちはパートナーと協力することができる。