レゴ® エデュケーション SPIKE™ プライムセット

トレーニング キャンプ3:ライントレース

ドライビングベースを自律制御させるために、カラーセンサーを使ってプログラムを作成します。

30~45分
初級
小学校高学年・中高校
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レッスンプラン

1.準備する

  • レゴ® エデュケーション SPIKE アプリの生徒用資料を読み、学習課題をよく理解しておきましょう。
  • この授業では、白あるいは明るい色の上に描かれた濃い黒い線が必要です。

    ▷ 白い紙の上に黒い線を描く。
    ▷ 明るい色の面の上に絶縁用テープを張る。
    ▷ ラインのデザインを印刷する。
    ▷ レゴSPIKEコアセットの、黒のシャフトを使う。

2.関心を引き付ける (5分)

  • 下の「ディスカッションを活性化させる」セクションのアイデアを参考に、生徒の学習への関心を喚起します。
  • ビデオを使って取り組む学習課題の説明をします。

3.調べる (20分)

  • カラーセンサー付きのドライビングベース組み立てます。組み立て作業は2人1組のペアで取り組ませます。
  • ドライビングベースを、前進して黒い線に対して垂直に止まるように、生徒に最初のプログラミングスタックを実行させます。
  • 2番目のプログラミングスタックを実行させて、何が起きたかを説明させます。

4.理解へのアシスト (5分)

  • カラーセンサーがどのように黒い線を検知するのかについて、ディスカッションをさせましょう。

5.やってみる (15分)

  • ドライビングベースが黒い線に沿って走るように、生徒に次のプログラムに取り組ませます。
  • このプログラムを最適化させて、より良いライントレースプログラムを生徒に作らせます。

6. 評価する

  • それぞれの生徒に取り組みを評価して伝えます。
  • 評価の際は、以下に提示するルーブリックを参考にしてください。

ディスカッションを活性化させる

これらのアイディアを使って、競技フィールドやフィールド内の線について、ディスカッションをさせましょう。

  • これらの線をどのように活用すればドライビングベースのプログラムを、より効果的にできると思うか、その方法について尋ねましょう。生徒に、これらの線をどのよ
  • 以下のような異なるタイプの線や交差点について説明します。

    ▷ 細い線
    ▷ 直角
    ▷ T字路
    ▷ つながっていない線
    ▷ 色付きの線で区切られている黒い線

また、全員に学習課題を明確に把握させるため、このビデオを生徒に見せましょう。

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組み立てのヒント

カラーセンサー付きのドライビングベース
カラーセンサー付きのドライビングベースモデルを使用します。忘れずにケーブルクリップを使用してください。

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カラー センサーを使用する
カラーセンサーは、このチャレンジを解決するために2種類のモードを使用することができます(カラーモードまたは反射光の強さモード)。

反射光の強さモードを使うと、カラーセンサーの精度が高くなります。線に沿って走ると、2つの色または2つの反射光の強さを交互に検出します。時間をかけて、センサーが値を検出する方法について生徒に調べさせましょう。例:

SPIKE Competition Ready Training camp 3 Teacher Building Tip - ja-jp

パワーモードでのモーターの使用
スピード調整モードを使用してモーターをオンにすると、ハブはドライビングベースが走行しているのが平面か、斜面に関わらず希望のスピードになるまで徐々に電力(電圧)をモーターに送り、その後一定に保ちます。

パワーモードでモーターの電源を入れると、ハブはすぐに希望した電力(電圧)をモーターに送信します。

ライントレースの場合、ドライビングベースは細かく速い動き(殆どの場合、白と黒の空間の間での10度以下での振動)を求められるため、パワーモードを使用したプログラミングはより反応性が高く、より正確なライントレースになります。

このブロックは「モーター拡張」の拡張機能にあります。

プログラミングのヒント

メインプログラム

SPIKE Competition Ready Training camp 3 Step03-Program - ja-jp

解決方法

SPIKE Competition Ready Training camp 3 Teacher Solution - ja-jp

他のプログラム

SPIKE Competition Ready Training camp 3 Teacher Other - ja-jp

個別化

学習に困る生徒が多い場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう。

  • カラーセンサーの反射光の強さモードについて説明する。

    ▷SPIKEアプリのヘルプセクションで、カラーセンサーについてさらに詳しく学びましょう。

この学習で物足りない場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう。

  • 異なる幅、色、形の線に沿って走るようにプログラムを修正させる。

学習評価

この学習におけるルーブリックの例
次のルーブリックを参考に、評価規準や判定基準を作成しましょう。

1.課題を部分的にこなした。
2.課題を十分にこなした。
3.期待を上回る達成度であった。

以下の成功基準を使用して、生徒の進度を評価します。

  • 生徒は、カラーセンサーを使用することで、線に反応するプログラムを作成することができます。
  • 生徒はプログラムの中の「IF ELSE」 の条件を使用して、シンプルなライントレーサーを作ることができる。
  • 生徒はさらに正確なライントレースをするためにプログラムを最適化できる。

自己評価
それぞれの生徒に、自分の成果に最もよくあてはまるブロックを選ばせます。

  • 青:ドライビングベースを垂直に停止するようにした。
  • 黄色:ドライビングベースが線に沿って走るようにプログラムを作成した。
  • バイオレット:ライントレースプログラムを修正して、ドライビングベースがさらに速く効率的に動くようにした。

仲間のフィードバック
次の方法で、生徒同士でフィードバックをやりとりするよう促します。

  • 上記の色付きブロックの評価方法を使用し、ほかの生徒のパフォーマンスを評価させます。
  • お互いに建設的なフィードバックをしあい、次のレッスンに向けてグループ全体のパフォーマンスを向上させましょう。
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国語の発展課題

国語スキルの発達を取り入れるために以下の内容を行います。

  • 微分制御のライントレーサーと呼ばれるプログラムを提示し (プログラミングのヒントのセクションを参照) 、生徒にプログラムの動作方法を解読させます。
  • 以前のライントレーサーのプログラムと比較して、このプログラムの性能を評価させます。

注:これにより、授業時間が長くなります。

数学の発展課題

数学スキルの発達を取り入れるために以下のことをします。

  • 生徒にこれらの用語を使って、カラーセンサーの反射光の強さを使用したライントレーサープログラムの動作方法について説明させます。

    ▷しきい値
    ▷ 平均値
    ▷ 超過、未満
    ▷範囲
    ▷ パーセント

注:これにより、授業時間が長くなります。

職業適性

この授業を楽しむことができた生徒は、以下の進路について興味がある可能性があります。

  • ITエンジニア
  • システム建築エンジニア
  • 情報サービス業

教師用サポート

学習内容:

  • 黒い線で止まるように、ドライビングベースのプログラムを作成する。
  • 黒い線の後に沿うようにドライビングベースのプログラムを作成する。

小学校

• クラブ活動

中学校

• 技術家庭科:D情報の技術 (3)計測- 制御のプログラミングによる問題解決、Cエネルギー変換の技術(2)エネルギー変換の技術による問題の解決
             
高校

• 総合的な探究の時間

生徒用資料

生徒用ワークシート

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