ヘルプ!
シナリオを観察して課題を設定します。
レッスンプラン
1.準備
- *レゴ・®エデュケーションSPIKE™アプリの生徒用教材を読み、学習課題をよく理解しておきましょう。
*初めてレゴ・エデュケーションSPIKEプライムセットを使う場合は、アプリの「スタートガイド」を使用しましょう。そうすることで、生徒が教育版® レゴ・エデュケーションSPIKE™プライムに触れる機会を作りましょう。
2.取り組む (5分)
*次ページ「ディスカッションを活性化させる」セクションの「アイディア」を参考に、生徒の学習への関心を喚起します。
- ビデオを使って取り組む学習課題の説明をします。
3.調べる (20分)
*「犬のキキ」のモデルを組み立てます。組み立て作業は2人1組のペアで取り組ませましょう。
- プログラミングスタックを実行させ、何が起きているか、考えを共有させましょう。
- 次のプログラミングスタックを実行させます。
- キキが2回目の音を聞いてどのように行動するのか、生徒に考えたことを1分間でリストアップさせましょう。
4.説明する (5分)
- 複数のペアを1グループとし、リストアップした結果について話し合いをさせます。課題の設定ができるようにディスカッションを行いましょう。
5.詳しく考える (10分)
- ペアに新しい「ストーリー」を作成させましょう。自ら音を選択させることによって、新たな課題を設定させましょう。
- 忘れずにクリーンアップのための時間をとりましょう。
6.評価する
- それぞれの生徒に身に付いた力を評価して伝えます。
- 評価の際は、下で提示しているルーブリックを参考にしてください
ディスカッションを活性化させる
生徒が家でペットを飼っているかどうか尋ねましょう。ペット飼育における問題を洗い出します。動物の行動について例をいくつか紹介しましょう。
- 猫が変な声を出しているのを聞いたことがありますか?
- 犬がほえたりうなったりしますか?
また、全員に学習課題を明確に把握させるため、このビデオを生徒に見せましょう。
組み立てのヒント
どのように動くか
このモデルでは、物体の色を検知してそれに反応するために、カラーセンサーを使用しています。カラーセンサーは、様々な色を検出します。SPIKEアプリのヘルプセクションで、カラーセンサーについてさらに詳しく学びましょう。
自分だけのモデル
ブロックを追加したり、教室にあるものを組み合わせたりして、自分だけのモデルを作らせます。
プログラミングのヒント
メインプログラム
差別化
学習に困る生徒が多い場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう。
- これらのストーリーがどこで起こっているのか、その選択肢を絞りましょう。 (例 家の中、公園、町の道路)
この学習で物足りない場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう。
- 簡単で明らかな選択肢(例 キキはドアの呼び鈴が鳴っているので吠えている)は取り除き、生徒に独創的な説明を思いつかせましょう。
- 各ペアが「音のストーリー」を伝え合い、他のペアがどんな課題を設定しているのか確認させましょう。
- 注: 「ストーリー」とは、それぞれのカラーブロックに対応する連続する3つの音です
- 課題の解決策を見出すために、一通りのデザインプロセスを経験させましょう
- 国語の発展課題を取り入れます
学習評価
この学習におけるルーブリックの例
次のルーブリックを参考に、評価規準や判定基準を作成しましょう。
1.可
2.良
3.優
以下の成功基準を使用して、生徒の進度を評価します。
- 生徒は様々な観点に基づいて課題を設定することができる。
- 生徒は設定した課題について詳しく伝えることができる。
- 生徒は課題と解決策の違いについて理解することができる。
自己評価
それぞれの生徒に、自分の成果に最もよくあてはまるブロックを選ばせます。
- 青キキの各ストーリーの中で課題を一つ見つけた。
- 黄色キキの各ストーリーの中で複数の課題を見つけた。
- 紫色キキの各ストーリーの中で複数の課題を見つけ、それらすべてについて詳細に説明した。
仲間の評価
次の方法で、生徒が他の生徒からフィードバックをもらえるよう促します。
- 上記の色付きブロックのスケールを使用し、1人の生徒にお互いのパフォーマンスを評価させます。
- 次のレッスンで、お互いに建設的なフィードバックをしあい、グループ全体のパフォーマンスを向上させましょう。
国語の発展課題
国語スキルの発達を取り入れるためには以下の内容を行います。
- 生徒に以下のような様々な方法でリストを共有させます。
▷ クラスに向けたプレゼンテーションとして行う。
▷ クラス単位でのディスカッションの一環として行う。
▷ 8~10 名の小規模グループで行う。 - 生徒に、前向きで建設的なフィードバックを他のペアに共有するように伝えます。
注これにより、さらに長いレッスンをすることができます。
職業適性
このレッスンを楽しむことができた生徒は、以下の進路について興味がある可能性があります。
- 建設業
- 金融業
- 情報サービス業
教師用サポート
生徒は以下のことに取り組みます。
- 課題を設定する
- 課題解決につながるような基準を作成する
小学校
- 総合的な学習の時間の時間