ダンシング
動きを「ブレイクダンサー」と同期させて、光と拍子でリズムを維持します。
レッスンプラン
1.準備
- レゴ・®エデュケーションSPIKE™アプリの生徒用教材を読み、学習課題をよく理解しておきましょう。
- 初めてレゴ・エデュケーションSPIKEプライムセットを使う場合は、アプリの「スタートガイド」を使用しましょう。そうすることで、生徒がレゴ・®エデュケーションSPIKE™プライムに触れる機会を作りましょう。
2.取り組む (5分)
- 次ページ「ディスカッションを活性化させる」セクションの「アイディア」を参考に、生徒の学習への関心を喚起します。
- ビデオを使って取り組む学習課題の説明をします。
3.調べる (20分)
- 「ブレイクダンサー」ロボットを組み立てます、組み立てには2人1組のペアで取り組ませます。
- 足の動きをハブのライトの点滅と同期させて、タイミングを確認させます。
4.説明する (5分)
- 動作の同期について話します。
- 生徒に、ダンサーに腕の動きを追加させます。
5.詳しく考える (15分)
- 生徒にダンサーの動きに合わせていくつかの拍子を追加するように求めます。
- いくつの音を同期することができますか?
- 生徒に、定期的な間隔(例30秒毎)でダンサーが動くようにプログラムさせます。これは立ち上がってダンスをすることを忘れないようにと知らせるものであることを伝えます。
- 忘れずにクリーンアップのための時間をとりましょう。
6.評価する
- それぞれの生徒に身に付いた力を評価して伝えます。
- 評価の際は、下で提示しているルーブリックを参考にしてください
ディスカッションを活性化させる
1日の中で体を動かすことの重要性についてのディスカッションを始める。次のような質問をすることで、学習課題への関心を喚起するとともに、問題解決の際に抑えるべき条件を意識させましょう。
長時間座っている場合、どのくらいの頻度で立ち上がって動くべきでしょうか。
どんな種類の運動なら、動き続けることができますか?
1日の中で何度か休憩を取っていますか?忘れることもありますか?
また、全員に学習課題を明確に把握させるため、このビデオを生徒に見せましょう。
組み立てのヒント
組み立て作業の分担
各ペアの組み立て作業を分担して、全員が積極的に参加できるようにします。
- 生徒 A: ブレイクダンサーの上部
- 生徒 B: ブレイクダンサーの下部
同期する
同期する動きとは、すべての動きがリズムに従っていることを意味します。例えば、音楽やダンスの場合には、全ての動きが完了するまでには1秒ほどかかることが多いです。
このレッスンでは様々なものが同期します。
1. 足の動き
2. 腕の動き
3. ライトマトリックス上でのピクセルの点滅
4. 様々な音と響き
さらに機能を追加する
3つ目のモーターと距離センサーを追加すると、さらに同期するものを増やすことができます。例
- 3つ目のモーター部分の動き
- 距離センサーの光の点滅
自分だけのモデル
生徒にブロックを追加して個人ごとに違うダンサーを作成させましょう。
プログラミングのヒント
メインプログラム
解決方法
他のプログラム
差別化
学習に困る生徒が多い場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう。
- モーターの機能とそれをさまざまな単位で制御する方法 (例 モーターを秒、角度、回転数で実行する)を調べるために、 モーターとセンサー のスタートガイドを使用します。
この学習で物足りない場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう。
- ペアにモデルを同期させてフラッシュモブを作成させます。
学習評価
この学習におけるルーブリックの例
次のルーブリックを参考に、評価規準や判定基準を作成しましょう。
1.可
2.良
3.優
以下の成功基準を使用して、生徒の進度を評価します。
- 生徒はリズム、タイミング、同期化の概念を理解している。
- 生徒は「ブレイクダンサー」を正確に観察し、プログラムを効率的に修正している。
- 新しい拍子を元に、新しいリズムを短時間でプログラムできるように、生徒は「ブレイクダンサー」の機能を理解している。
自己評価
それぞれの生徒に、自分の成果に最もよくあてはまるブロックを選ばせます。
- 青光と同期して動くように、ダンサーの足をプログラムした。
- 黄色光と同期して動くように、ダンサーの足と腕をプログラムした。
- 紫色動き続けられるように、拍子によってダンサーが定期的に動くようにプログラムした。
仲間の評価
次の方法で、生徒が他の生徒からフィードバックをもらえるよう促します。
- 上記の色付きブロックのスケールを使用し、1人の生徒にお互いのパフォーマンスを評価させます。
- 次のレッスンで、お互いに建設的なフィードバックをしあい、グループ全体のパフォーマンスを向上させましょう。
国語の発展課題
国語スキルの発達を取り入れるためには以下の内容を行います。
- 生徒に、長時間の授業を受けたり、コンピューターの前に座ったり、テレビを見たり、ビデオゲームをしたりしながら、長い間座っているときに定期的な間隔で立ち上がったり動くことの重要性について話し合わせます。
注これにより、さらに長いレッスンをすることができます。
数学の発展課題
数学スキルの発達を取り入れるためには以下の内容を行います。
- 生徒に分数で拍子について調べたり説明させたりします。
- 生徒に多拍子を演奏させます。(例 2/4と 3/8、 5/4 と4/4)。
注これにより、さらに長いレッスンをすることができます。
職業適性
このレッスンを楽しむことができた生徒は、以下の進路について興味がある可能性があります。
- バイオ技術者
*医療・保健関連業
教師用サポ ート
生徒は以下のことに取り組みます。
- 時間(秒)、速度、回転度数などの異なるデータタイプを有効活用する
レゴ® エデュケーション SPIKE™ プライムセット
小学校
- 総合的な学習の時間の時間
- 音楽:音楽づくり- リズム
中学校 - 技術家庭科:D情報の技術 (3)計測- 制御のプログラミングによる問題解決