レゴ®エデュケーション SPIKE™ ベーシック
空中ブランコ
マリアははやいのりものにはのりたくありません。空中ブランコならぴったりでしょうか?
30~45分
初級
小学1~2年生
準備
- レゴ® エデュケーション SPIKE™ アプリ内にある 空中ブランコ のレッスンをよく読んでおきます。
- 必要に応じて、レッスンの前に次の関連語彙を説明しておくとよいでしょう: かえる、ひつよう、かいてん、かいけつほうほう、ほしい
- それぞれの生徒の能力や学習進度を考慮してください。全員がレッスンを楽しめるよう、必要に応じて個別化します。個別化セクションを参考にしてください。
- 時間に余裕があれば、国語の発展課題を準備して実施してください。詳しくは発展課題セクションを参照してください。
関心を引きつける
(クラス全員、5分)
- 他者のニーズや要望を取り入れるため に何かを変更することについて、簡単なディスカッションを促してください。
- 遊園地で同じ乗り物に乗いたい2人の友達について、先生も一緒にクラス全員で話し合ってください。片方の子はスピードの速い乗り物が好きですが、もう片方の子は好きではありません。
以下のような質問をしてください:どうすれば2人とものりたいものを見つけることができるでしょうか?2人がおなじのりものにいっしょにのったらどうなるでしょうか?
- 遊園地で同じ乗り物に乗いたい2人の友達について、先生も一緒にクラス全員で話し合ってください。片方の子はスピードの速い乗り物が好きですが、もう片方の子は好きではありません。
- 物語の主な登場人物を紹介し、ブランコを動かす、という最初のチャレンジを説明してください。
- すべてのグループにブロックセットとデバイスを配布します。
探究する
(少人数グループ、30分)
- レゴ® エデュケーション SPIKE™ アプリを使いながら最初のチャレンジに取り組んでもらいます:
- ブランコを動かすプログラムを作成して試す。
- モデルを繰り返しテストさせ、アプリ内にある2つのチャレンジを完了するように指示します:
- よりスリルのある乗り物が好きな友達のためにブランコを改良するプログラムを作る。
- マリアと友達のためにブランコをアップグレードする。
- プログラミングと組み立てに役立つ情報はヒントセクションを参照してください。
説明する
(クラス全員、5分)
- クラス全員を集めて、取り組んだチャレンジについて考察を促します。
以下のような質問をしてください:マリアとともだちにとってぴったりなブランコになるよう、なにをかえましたか?プログラムをどのようにへんこうしてブランコをかえましたか?
さらに実践する
(クラス全員、5分)
- 他者のニーズや要望を取り入れるために何かを変更することの大切さについて、ディスカッションと考察を促してください。
以下のような質問をしてください:なにかあたらしいものをつくるときに、ほかの人がひつようなものやほしいものについてかんがえることが大せつなのはなぜですか?じぶんがひつようなものやほしいものについてだれかがかんがえてくれたら、どんなきもちになりますか? - 作業に使ったスペースを片付けてもらいましょう。
評価する
(レッスン全体を通して)
- 生徒がモデル制作やプログラミングをする際に行った決断の思考プロセスや論理付けについて、「声に出して考え」たり説明するような声かけをします。
こ の学習におけるルーブリックの例
- それぞれの生徒に対して、他者のニーズや要望に合わせて解決方法を変更する能力を評価してください。
- 状況に合った評価基準を作成しましょう。例:
1.追加の支援を必要とする
2.支援を受けずに作業できる
3.他の生徒に教えることができる
自己評価
- それぞれの生徒に、自分の成果に最もよくあてはまるブロックを選ばせます。
- 黄:ほかの人がひつようなものやほしいものにあわせてへんこうすることができるとおもう。
- 青:ほかの人がひつようなものやほしいものにあわせてへんこうすることができる。
- 緑:ほかの人がひつようなものやほしいものにあわせてへんこうすることができ、クラスメートを手つだうこともできる。
仲間のフィードバック
- グループごとに、一緒に作業をした体験について話し合ってもらいます。
- 下のような文章を使うように促してください:
- きみが…したのはとてもよかったとおもう。
- きみがどうやって…したのかもうすこしききたいな。
ヒント
プログラミングのヒント
- 最初のチャレンジが完了したら、3つの見本プログラミングブロックを参考にしながら、プログラムの修正に取り組んでもらいます。
- 見 本プログラミングブロックは生徒の想像力を刺激し、試行錯誤しながらオリジナルの解決方法を見つけるプロセスを助けることを目的としています。
組み立てのヒント
- 2番目のチャレンジが完了したら、3つの見本写真とオープンエンドのタスクを参考にしながら、モデルの改善に取り組んでもらいます。
- 見本写真は生徒の想像力を刺激し、試行錯誤しながらモデルを改造するプロセスを助けることを目的としています。
このチャレンジには組み立て説明書はありません。
個別化
学習に困る生徒が多い場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう。
- 最初のチャレンジのみを行い、レッスンを簡略化する
- モデルの改造に取り組む際に見せる見本写真を1枚だけにする
この学習で物足りない場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう:
- モデルにカラーセンサーを追加し、ブランコを動かすプログラムに含める
- 一緒に乗り物に乗る友達の数を増やし、全員のニーズや要望に合わせてプログラムを変更する
発展課題
- 遊園地の乗り物の好きなところや嫌いなところについて、クラスメートにインタビューしてもらいましょう。
発展課題を行うと、45分間を超える授業をすることができます。
国語:
教師用サポート
学習内容:
- 他者のニーズや要望について情報を収集する
- 他者のニーズや要望に合わせて解決方法を変更する
- 物語の登場人物を助ける練習をする
- 文章のあらすじや詳細を描写する
(生徒2人につき1つ)
- レゴ® エデュケーションSPIKETM ベーシック セット
- レゴ® エデュケーション SPIKE™ アプリをインストールしたデバイス
国語
知識及び技能
(2) 情報の扱い方に関する事項
思考力,判断力,表現力等
A 話すこと・聞くこと、B 書くこと