プロジェクトの入門パート A 科学探査機:マイロ
人間が行けない場所を調査するために科学者やエンジニアが使う探査機について学びます。
1. 準備
(15-30分)
• 「授業の運営」の章に記載された、共通準備項目を確認する。
• プロジェクトのテキストを読み、やらなければならないことをよ
く理解する。
• プロジェクトを、子どもたちに導入するための準備を行う。
• 自分の目標と、子どもたちの目標を定める。
• プロジェクトの最終成果を、定める。ただし、全員が組み立て、
プログラミング、記録を行えるようにする。
• 目標を達成する時間が、十分にあることを確認する。
重要
4 つある「プロジェクトの入門」すべてを、一度に実施することをお薦めします。難しい場合は、子どもたちが、教材に十分親しむことができるよう、他のプロジェクトに進む前に、すべてを完了するようにしてください。4 つのプロジェクトの入門の所要時間は次の通りです。
• パート A: 科学探査機:マイロ: 40 分
• パート B: マイロのモーションセンサー: 15 分
• パート C: マイロのチルトセンサー: 15 分
• パート D: 共同作業: 15 分
2. 調べる
(10分)
導入ビデオを見る
科学者やエンジニアは、遠く離れた場所を調査し、新しい発見をしようと長い間、挑戦を続けてきました。そうして開発されたのが、人間の代わりに、こういった場所へ行き、データを収集してくれる宇宙船や探査機、衛星、ロボットです。科学者たちは、これまでに数多くの成功をおさめ、また失敗も重ねてきました。失敗は、新しいことを学ぶチャンスなのです。
以下のアイデアを使って、科学者のように考えてみましょう:
- 火星の調査には、探査機が使われている。
- 水中調査には、潜水艦が使われている。
- 火山の調査には、無人飛行機が使われている。
話し合いのための質問
- 調査したい場所に、自分たちで行くことができない場合、科学者 やエンジニアはどうしますか?
科学者やエンジニアは、こういった状況を課題として捉え、解決 に取り組みます。まず、適切な情報と努力によって、使えそうな 試作品を、いくつか開発し、その中から、一番優れたものを選び ます。
3. 組み立てる
(20分)
マイロの組み立てと、プログラミング
組み立て説明書に従って、科学探査機マイロの組み立てを行います。
1. 科学探査機マイロを組み立てる
このモデルでは、WeDo 2.0 を使った「初めてのモデル作り」を体験することができます。
重要
モーター、スマートハブ、モバイルデバイス間の接続を、全員ができるようにしてください。
2. マイロのプログラミング。
このプログラムでは、モーターが出力 8 でスタートし、2 秒間前進してから停止します。
モーターは、回転方向、停止の有無、回転速度、運転時間(秒設定)を任意に変更することができます。
おすすめ
子どもたちが、プログラムストリングのパラメーターを、変更する時間を設けてみましょう。サウンドの追加などの新しい機能を、見つけるよう促してください。
この機会を利用して、子どもたちを、デザインライブラリへと誘導し、他のプログラムストリングに対するヒントを与えましょう。
4. 発表する
(10分)
発表する
次の、「プロジェクトの入門」へ進む前に、子どもたちに、自己表現の場を与えましょう。
• 科学や工学における様々な機器について、子どもたちと簡単な話 し合いをする。
• なぜ、科学探査機が、人間の役に立つかを子どもたちに説明させる。
記録する
• ノートツールの使い方を学ばせる。
• モデルと一緒に、チームの写真を撮らせる。
教師用サポート
以下のことに取り組みます:
• 科学者やエンジニアが、遠くにある場所を調査する様々な方法について考える。
• 科学探査機マイロを組み立てて、プログラミングする。
• マイロが、どのように植物サンプルを見つけたか記録する。
レゴ エデュケーション WeDo 2.0 基本セット
WeDo 2.0 ソフトウェアまたはプログラミングアプリ