ジェースンの怒りんぼモンスター
怒りに向き合う
Connect(結びつける)
これからジェースンについてのお話しをすると子どもたちに伝えます。
このお話しの中で、ジェースンは我を忘れるほど腹を立ててしまうと説明します。「怒りんぼモンスター」を落ち着かせる必要があります。
このレッスン のイラストを子どもたちに見せます。
以下のお話しを声を出して読みます。
ジェースン、ジェイデン、ゾウィ、マドックスはかけっこをしています。
各自が順番にスターターと審判になり、次はマドックスがスターターになる番です。ジェースン、ジェイデン、ゾウィがスタートラインに並びました。
マドックスが叫びます。「位置について、 用意、 ドン!」
最初にゴールラインを超えたのはジェースンでした。次にジェイデン、最後はゾウィでした。ジェースンは勝ったと喜んで、両腕を高く上げました。
するとマドックスが言ったのです。 「ジェイデンの勝ち!」
「違う、 私の勝ちよ!」 とジェースンが反論します。
「いや、勝ったのはジェイデンだ。 やったぞ、ジェイデン!」 マドックスは片手を上に伸ばして、ジェイデンとハイタッチをしました。
ジェースンはマドックスのところに走り寄り、彼を押しました。「ずるしてる!」
ジェースンは大声を上げて顔を真っ赤にして泣き出しました。地面に寝そべり、足をドタバタさせています。
マフィン先生が走ってきて、ジェースンをなだめます。「ジェースン。あなたの怒りんぼモンスターが暴れ出したようね。深呼吸して落ち着かせましょう。」
「どうやるかわかんない!」 泣き叫ぶジェースン。
「教えてあげるわ。まず、お腹に手を当てて。次にお腹が前に大きく膨らんだと感じるまで、大きく息を吸って。それからお腹が元どおりになったと感じるまで息を少しずつ吐くの。怒りんぼモンスターが落ち着くまで、繰り返して」とマフィン先生は説明しました。
お腹で呼吸する方法を試すと、シーズンの気分はずっとよくなりました。
「マドックス、押してごめんね」とジェースンは謝りました。
「いいんだよ。君が勝ったのかもしれないし」とマドックスが言いました。
「もう 1 回かけっこしよう! もう怒らないと約束する」。そうジェースンは言いました。
たとえば次の質問をしてみましょう。
- かけっこに勝ったのはジェイデンだとマドックスが告げたとき、ジェースンはどう感じましたか?
- どうしてそう感じたのでしょうか?
- ジェースンは自分の気持ちにどんな反応を示しましたか?
- ジェースンのとった行動に問題はありませんか? またそれはなぜですか?
Construct(組み立てる)
お友だちといっしょに、怒りんぼモンスターを子どもたちに組み立ててもらいます。
怒りんぼモンスターは、怒っているときの気持ちを表したものだと説明しましょう。
Contemplate(よく考える)
組み立てた怒りんぼモンスターを使って子どもたちにごっこ遊びをしてもらいます。怒りんぼ
モンスターを落ち着かせることができる方法を演じるように子どもたちに指示します。
たとえば次の質問をしてみましょう。
- あなたが最後に怒ったのはいつですか?
- 怒った理由は何でしたか?
- 身体はどう感じましたか?
Continue(さらに続ける)
お顔のブロックを 1 個上げて、描かれている感情を名付けます。
ある感情を連想させるモンスターを組み立てるように子どもたちに伝えます。
もちろん、感情は目に見えないものだと説明します。
- 「幸せ」を実際に見ることはできません。
- 他人がどう感じているかは、身ぶりや顔の表情、発言を聞くことでしかわかりません。
質問しましょう。「誰 かの感情を取り出して、レゴ® デュプロのブロックを使ってその感情を表現できるとしたら?」
にこにこモンスターはどんな特徴を持っているか、子どもたちに尋ねます。
ペアを組んで、怒り以外の感情を持つモンスターを組み立ててもらいます。
ヒント
以下のスキルを観察すると、子どもたちが社会的、情緒的に発達しているのかどうかを確認することができます。
- 子どもたちは他人の感情を理解することができる。
- 子どもたちはお友だちと仲直りできる。
教師用サポート
- こどもたちは、腹が立ったときに気分を落ち着ける方法を学び始めます。
園児 8 人まで
- 子どもたちは他人の感情を理解することができる。
- 子どもたちはお友だちと仲直りできる。