エクササイズトレーナー
変数を使って、腹筋運動の回数と、トレーニング中の消費カロリーを計算しましょう。
レッスンプラン
1.準備
- レゴ・®エデュケーションSPIKE™アプリの生徒用教材を読み、学習課題をよく理解しておきましょう。
取り組む (5分)
- 次ページ「ディスカッションを活性化させる」セクションの「アイディア」を参考に、生徒の学習への関心を喚起します。
- レッスンについて説明する。
調べる (15分)
- パーソナルトレーナーのレオを組み立てます。組み立てには2人1組のペアで取り組ませます。
- レオが正しく動作していることを確認するために、プログラムを実行させます。
説明 (10分)
- 生徒に、レオの腹筋運動の回数を数えるために変数を使うようにさせましょう。
詳しく考える (15分)
- 生徒に、腹筋運動を行っている間に燃焼したカロリーを計算するために、2つ目の変数をプログラムに追加させましょう。
- 生徒にモデルを改良させましょう。
6.評価する
- それぞれの生徒に身に付いた力を評価して伝えます。
- 評価の際は、下で提示しているルーブリックを参考にしてください
ディスカッションを活性化させる
運動についてのディスカッションを始める。
- スポーツ選手のためのトレーニングプログラムや、けがの後のリハビリ、お年寄りについて話しましょう。
- 生徒に、日常生活で計算機能が見られる状況について考えることで、計算の概念について考えさせましょう。
▷ Eメールの数
▷ ソーシャルメディアの「いいね」
▷ 駐車場ガレージの利用可能な空きスペース - 生徒に、変数はどんなものかを説明させます。
また、全員に学習課題を明確に把握させるため、このビデオを生徒に見せましょう。
組み立てのヒント
速度を落とす
このモデルの最良の動作方法は、ミディアムモーターを使用して75%の速度で動作させることです。
モーターを正しく配置する
生徒が組み立て説明書で示された正しい位置にモーターを取り付けて、モデルを組み立てていることを確認します。これにより、より簡単にプログラミングができます。
プログラミングのヒント
メインプログラム
解決方法
差別化
学習に困る生徒が多い場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう。
- レッスンを開始する前に、コンピューターを使わないで変数を扱う活動を行います。
▷ ガラス製のビン (変数の象徴) を使い、ビー玉のようなものを入れていきます。
▷ 変数は、その記憶領域に情報(すなわちビー玉)を入れておくビンのようなものだと説明します。
この学習で物足りない場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう。
- 腹筋運動に異なるテンポ (例 2 遅い、3速い)を加えさせます。
- 生徒に、異なる種類の腹筋の回数を数えて値を表示するようなプログラムに修正させます。
- タブレットを使って、レオをタブレットの動きにしたがって動くようにプログラミングさせます。
学習評価
この学習におけるルーブリックの例
次のルーブリックを参考に、評価規準や判定基準を作成しましょう。
1.可
2.良
3.優
以下の成功基準を使用して、生徒の進度を評価します。
- 生徒は正確に変数の概念を説明することができる。
- 生徒はプログラムの中で変数を作り、正しく使用することができる。
- 生徒は異なる値を計算するために変数を使用することができる。
自己評価
それぞれの生徒に、自分の成果に最もよくあてはまるブロックを選ばせます。
- 青レオが行った腹筋運動の回数を計算するために変数を使った。
- 黄色燃焼カロリーを計算するために、2つ目の変数を追加した。
- 紫色異なる運動のテンポと動きを作成するために、プログラムを修正した。
仲間の評価
次の方法で、生徒が他の生徒からフィードバックをもらえるよう促します。
- 上記の色付きブロックのスケールを使用し、1人の生徒にお互いのパフォーマンスを評価させます。
- 次のレッスンで、お互いに建設的なフィードバックをしあい、グループ全体のパフォーマンスを向上させましょう。
国語の発展課題
国語スキルの発達を取り入れるためには以下の内容を行います。
- 生徒にトレーニングプログラムの例を見つけさせ、それらの違いを調べさせます。生徒に運動の種類や繰り返しの数と体に与える影響を結びつけさせます。
- 生徒に様々なトレーニングプログラムに関するプレゼンテーションを作成させます。
注これにより、さらに長いレッスンをすることができます。
数学の発展課題
数学スキルの発達を取り入れるためには以下の内容を行います。
- 生徒に様々な方法で線形関係を調べさせます。
- 生徒に、レオが行った腹筋運動の数と関連した、様々な変数 (例 カウント、カロリー、作業)に関する線形グラフを書かせます。
- 生徒に、そのグラフ (y=mx+b)の数学の関係を見つけさせます。
注これにより、さらに長いレッスンをすることができます。
職業適性
このレッスンを楽しむことができた生徒は、以下の進路について興味がある可能性が あります。
- 教育・学習支援関連業
- バイオ技術者
*医療・保健関連業 - ゲームプログラミング
教師用サポート
生徒は以下のことに取り組みます。
- 複数の数値変数を設定する。
- 変数で簡単な数学の演算を行う。
レゴ® エデュケーション SPIKE™ プライムセット
中学校
- 技術家庭科:D情報の技術 (3)計測- 制御のプログラミングによる問題解決、Cエネルギー変換の技術(2)エネルギー変換の技術による問題の解決
高校 - 情報:情報Ⅰ (3) コンピュータとプログラミング