レゴ® エデュケーション SPIKE™ プライムセット

天気予報データの活用

定量的なクラウドデータを使って天気予報を表示しましょう。

30~45分
初級
小学校高学年・中高校
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レッスンプラン

1.準備

  • レゴ・®エデュケーションSPIKEアプリの生徒用教材を読み、学習課題をよく理解しておきましょう。

2.取り組む (5分)

  • 次ページ「ディスカッションを活性化させる」セクションの「アイディア」を参考に、生徒の学習への関心を喚起します。
  • レッスンについて説明する。

3.調べる (25分)

  • 気象キャスターを組み立てるために、生徒に2人1組のペアで取り組ませます。
  • 生徒にプログラムを実行させます。生徒に、プログラムが動作するには都市を入力する必要があることを伝えます。まずは今いる都市でやってみましょう。
  • 雨の場合は、生徒に、「IF ELSE」の命令文を使ってプログラムを延長するように伝えます。
  • 生徒に、気象キャスターがこの後の5時間の天気について述べるようなプログラムを作成させます。
  • 生徒にプログラムの中でやや曇り、曇り、雪、または霧を記録することも考える必要があることを伝えましょう。

4.説明する (5分)

  • 出力を制御するために、クラウドデータをどのように使用できるかについて話し合わせましょう。
  • 生徒に、天気ブロックが別の国や都市にセットされたら何が起こると思うかたずねましょう。

5.詳しく考える (10分)

  • 生徒に、気象キャスターの天気予測を表に記録させましょう。
  • 別の都市についても試し、少なくとも2か所以上の場所の天気予報を記録するようにさせましょう。
  • 生徒に、この後の5時間について実際の天気を表に記録して、予測データと実際のデータを比較させましょう。生徒は、天気予報のウェブサイト、または他の都市の天気を見ることができるアプリを使用することができます。
  • 忘れずにクリーンアップのための時間をとりましょう。

6. 評価する

  • それぞれの生徒に身に付いた力を評価して伝えます。
  • 評価の際は、下で提示しているルーブリックを参考にしてください

ディスカッションを活性化させる

天気予報や、気候データ、クラウドデータに関するディスカッションを始める。

  • 生徒にクラウドデータだと思うものについて、例をあげさせましょう。
  • 生徒にクラウドデータについて定義させます (例 ライブデータは常に最新の情報であり、 1つのソースから直接出てくるものです。ライブデータにはインターネットを通じてアクセスすることができます)。

また、全員に学習課題を明確に把握させるため、このビデオを生徒に見せましょう。

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組み立てのヒント

モーターを正しく配置する
このレッスンの意図通りにロボットを動作させるために、生徒 にモーターの位置が正しいかどうか確認させます。モーターは、アームを下げた時に0の位置に配置することが必要です。

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予測内容を検証する
予測した内容の正確性を検証するために、このような表を使用するか、あるいは生徒に自分の表を作らせます。

予測内容都市名

  月/日時間    予測    実際   
01/01 :10晴れくもり
......
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プログラミングのヒント

注意警告安全ではない可能性があります。

リアルタイムのデータを取得するため、天気ブロックはオンラインのときのみ動作します。

天気ブロックを使用する

利用可能なウェザーブロックは、現在の値ではなく予報に基づきます。現在の時刻から240時間後までの予報を利用できます。
SPIKEアプリのヘルプセクションを確認して、天気ブロックの使用方法を確認しましょう。

メインプログラム

SPIKE Life Hacks Rain or shine Step03-Program - ja-jp

解決方法

SPIKE Life Hacks Rain or shine Teacher Solution - ja-jp

他のプログラム

SPIKE Life Hacks Rain or shine Teacher Other - ja-jp

差別化

学習に困る生徒が多い場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう。

  • 生徒に晴れた都市のみを調べさせましょう。

この学習で物足りない場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう。

  • 世界中の都市の情報をランダムに表示し、生徒にどの都市で休暇を過ごすことが最適かについてたずねます。
  • 生徒達独自のモデルにするために、いくつかブロックを追加させましょう。

学習評価

この学習におけるルーブリックの例
次のルーブリックを参考に、評価規準や判定基準を作成しましょう。
1.可
2.良
3.優

以下の成功基準を使用して、生徒の進度を評価します。

  • 生徒は正しくクラウドデータの概念を説明できる。
  • 生徒は自分のプログラムの中でクラウドデータを使用することができる。
  • 生徒は正確な天気予報を作るために、収集したクラウドデータの結果を使用することができる。

自己評価

それぞれの生徒に、自分の成果に最もよくあてはまるブロックを選ばせます。

  • 青自分の都市の正確な天気予報を作るために、プログラムを作成した。
  • 黄色2つの都市の正確な天気予報を作るために、プログラムを作成した。
  • 紫色2つの都市の正確な天気予報を作るために、プログラムを作成し、休暇(ビーチまたはスキー)に行くのに最適な場所を発見した。

仲間の評価
次の方法で、生徒が他の生徒からフィードバックをもらえるよう促します。

  • 上記の色付きブロックのスケールを使用し、1人の生徒にお互いのパフォーマンスを評価させます。
  • 次のレッスンで、お互いに建設的なフィードバックをしあい、グループ全体のパフォーマンスを向上させましょう。
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国語の発展課題

国語スキルの発達を取り入れるために以下の内容を行います。

  • 生徒にテレビの気象予報キャスターの役を演じさせます。天気予報がどのように伝えられるかオンラインビデオを見て、生徒にレゴのモデルや他のプレゼンテーション用の素材を使用しながら、自分のプレゼンテーションを行わせましょう。長期休暇にちょうど良い場所について提案することもできます。

注これにより、さらに長いレッスンをすることができます。

数学の発展課題

数学スキルの発達を取り入れるためには以下の内容を行います。

  • 天気予報は、未来に起こることを予測するので、必ずしも正しいわけではありません。データの正確な割合を計算するために、生徒に2方向の表を使用させましょう。

注これにより、さらに長いレッスンをすることができます。

職業適性

このレッスンを楽しむことができた生徒は、以下の進路について興味がある可能性があります。

工学や技術

  • 科学と数学

教師用サポート

生徒は以下のことに取り組みます。

  • 出力を制御するために、実際の天気データを使用する。

レゴ® エデュケーション SPIKE プライムセット

小学校
5学年

  • 理科:B生命- 地球 (4)天気の変化          
  • 社会:食糧生産
    6学年 
  • 総合的な学習の時間の時間
  • 理科:地球に生きる
    中学校
  • 技術家庭科:D情報の技術 (1)生活や社会を支える情報の技術 (3)計測- 制御のプログラミングによる問題解決 B生物育成の技術による問題の解決
  • 理科:2分野(4)気象とその変化
    高校
  • 情報:情報Ⅰ (3) コンピュータとプログラミング (4) 情報通信ネットワークとデータの活用

生徒用資料

生徒用ワークシート

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