レゴ® エデュケーション SPIKE™ プライムセット, BricQモーション プライム

しゅうかく

ニュートンの第3の法則を応用し、木になっている果物を衝突によって(何かにぶつけて)傷つけることなく収穫できるツールをデザインします。

45~90分
上級
小学校高学年・中高校
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準備する

  • 生徒用教材でこのレッスンのアクティビティの概要によく目を通しておきましょう。
    • グループの数だけアクティビティの概要を印刷しておきます。
  • 必要に応じて、レッスンの前に関連語彙やコンセプトを説明しておくとよいでしょう。
  • 必要に応じて、レッスンの前にレゴ® エデュケーション SPIKETM アプリのスタートセクションにあるチュートリアルを使って、ハードウェアやプログラミングに親しむ時間を設けてください。
  • レッスンプランに目を通し、授業で使う教材を効果的に管理する方法を考えてください。 特に以下の点に注意してください:
    • アクティビティの概要、ブロックセット、ハードウェア、デバイスを配布するタイミング
    • レゴ® エデュケーション BricQ モーション プライムセットに組み立て説明書を入れるかどうか

関心を引きつける

(クラス全員、5分+)

  • アクティビティの概要のトピックについて簡単なディスカッションを促します。
    • アクティビティの概要に出てくる「~のように考えよう」の質問を使い、生徒がすでにもっている知識に結び付けましょう。
  • アクティビティの概要とチャレンジを説明します。
  • このチャレンジの成功の条件を生徒と一緒にブレインストーミングしてください。
    • このレッスンの主な学習目標を用いて、成功の条件を生徒と一緒にリストにしてください。

探究する

(少人数グループ、20分+)

  • アクティビティの概要に出てきたアイデア例をヒントにしながら、デザインのアイデアを考えてもらいます。
  • 各グループに、デザインのアイデア (オリジナルでもアイデア例をベースにしたものでも可) を1つ選んで組み立ててもらいます。
    • つまづいているグループがあれば、アクティビティの概要にある「組み立てよう!」のセクションを参考にするよう教えてあげましょう。
  • モデルの動作または反応をプログラミングしてもらいます。
    • つまづいているグループがあれば、アクティビティの概要にある「プログラムしよう!」のセクションを参考にするよう教えてあげましょう。
  • 早く終わったグループがあれば、「挑戦してみよう!」の質問や促しを参考にするよう指示し、アクティビティを拡張してください。

説明する

(クラス全員、10分+)

  • クラス全員を集めて、作品についての考察を促します。
  • 例えば次のように質問したり促したりしてみましょう:
    • あなたのデザインについて教えてください。これは何をするモデルですか?
    • このモデルはどのように機能しますか?
    • このプログラムはどのように機能しますか?
    • このように組みたてたのはなぜですか?
    • もっと時間があったら何をしたいですか?

さらに実践する

(クラス全員、10分+)

  • このチャレンジに取り組む際に使った知識や、新しく学んだアイデアについてディスカッションと考察を促してください。
  • 「挑戦してみよう!」の質問や促しを使って、このトピックに対する理解を深めましょう。
  • 作業に使ったスペースを片付けてもらいましょう。

評価する

(必要に応じて)

生徒がアイデアの観念化、モデル制作、プログラミングで行った決断の思考プロセスや論理付けについて、「声に出して考え」たり説明するような声かけをします。

学習評価

この学習におけるルーブリックの例
それぞれの生徒の、このレッスンの主な学習目標に対する能力を評価してください。

  • 状況に合った評価基準を作成しましょう。例:
  1. 追加の支援を必要とする
  2. 支援を受けずに作業できる
  3. 他の生徒に教えることができる

自己評価
これまでの体験について振り返り、このレッスンのトピックについてどの程度の自信があるかを考えてもらいます。

  • このような質問をしましょう:
    • 今日のレッスンを終えて、どのコンセプトの理解に自信がつきましたか?
    • 今日達成できたことについて説明してくれますか?
  • 以下のような表現を使って「声に出して考える」よう促してください:
    • よくできたと思うところは…
    • まだよくわからないことは…
    • このレッスンで自信がついたのは…
    • 実際にやってみると上手くいかなかったアイデアは…
  • レッスンの「関心を引きつける」ステージでリストにした成功の条件をもう一度確認しながら、それぞれの生徒に自分の成果に最もよくあてはまるブロックを選んでもらいます。
    • 黄色:チャレンジの目標を達成できたと思う。
    • 青:チャレンジの目標を達成できた。
    • 緑:チャレンジの目標を達成でき、クラスメートを手伝うこともできる。

仲間のフィードバック
グループごとに、一緒に作業をした体験について話し合ってもらいます。

  • 以下のような文章を使うよう促してください:
    • あなたが…してくれて助かりました。
    • あなたがどうやって…したのかもう少し聞かせてください。

発展課題

国語の発展課題
時間に余裕があれば、作品についてのレポートやプレゼンテーションを制作してもらいましょう。

  • 別のクラスや家族、近所の人にレポートやプレゼンテーションを発表し、フィードバックをしてもらう。
  • レポートを公共の場 (校内・校外) に展示し、主なアイデアについてより広範なディスカッションを促す。

教師用サポート

学習内容:

  • ニュートンの第3の法則を応用し、木になっている果物を衝突によって(何かにぶつけて)傷つけることなく収穫できるツールをデザインする。
  • モデルを体系的にテストし、デザインプロセスを繰り返す。

2人当たり:

  • レゴ® エデュケーション SPIKE プライムのハードウェア
  • レゴ® エデュケーション BricQ モーション プライムセット
  • レゴ® エデュケーション SPIKE アプリをインストールしたデバイス
  • アクティビティの概要 (補足資料参照、1グループ1枚)