レゴ®エデュケーション SPIKE™ ベーシック
ロボットヘルパー
ダニエルのロッカーから物があふれています。どうすれば全部家に持って帰ることができるでしょうか?
30~45分
初級
小学3~5年生
準備
- レゴ® エデュケーション SPIKE™ アプリ内にある ロボットヘルパー のレッスンをよく読んでおきます。
- 必要に応じて、レッスンの前に次の関連語彙を説明しておくとよいでしょう: コントロール、せいやく、デザイン、ロボット、、かい決方ほう
- それぞれの生徒の能力や学習進度を考慮してください。全員がレッスンを楽しめるよう、必要に応じて個別化します。個別化セクションを参考にしてください。
- 時間に余裕があれば、算数の発展課題を準備して実施してください。詳しくは発展課題セクションを参照してください。
関心を引きつける
(クラス全員、5分)
- 制約のある問題を解決す ることについて、簡単なディスカッションを促します。
- 教室にあるものを全て別の教室に移動することについて、先生も一緒にクラス全員で話し合ってください。ただし、制約が1つあります。制限時間は10分です!
- 以下のような質問をしてください:どうすればこの教室にあるものをできるかぎり短い時間で全て出すことができるでしょうか?クラスメート4人しか手つだえないとしたらどうしますか?
- 物語の主な登場人物を紹介し、ロボットヘルパーをコントロールする、という最初のチャレンジを説明してください。
- すべてのグループにブロックセットとデバイスを配布します。
探究する
(少人数グループ、30分)
- レゴ® エデュケーション SPIKE™ アプリを使いながら最初のチャレンジに取り組んでもらいます:
- ロボットヘルパーをコントロールするプログラムを作成してテストする。
- 繰り返し作業とモデルのテストを通して、アプリ内にある2つのチャレンジを完了するように指示します:
- ロボットがダニエルの後について家まで来るようにプログラミングする。
- より性能の高い、独自のロボットヘルパーをデザインする。
- プログラミングと組み立てに役立つ情報はヒントセクションを参照してください。
説明する
(クラス全員、5分)
- クラス全員を集めて、取り組んだチャレンジについて考察を促します。
- 以下のような質問をしてください:ダニエルがすべての持ち物を家に運ぶのをどのように手つだってあげましたか?あなたのロボットヘルパーはダニエルのものとどこがちがいますか?
さらに実践する
(クラス全員、5分)
- 制約のある問題に対する解決方法を作る方法について、ディスカッションと考察を促してください。
- 以下のような質問をしてください:かい決方ほうをデザインする時にせいやくについて考えることが重ようなのはなぜですか?せいやくはデザインプロセスにどのようにえいきょうしますか?
- 作業に使ったスペースを片付けてもらいましょう。
評価する
(レッスン全体を通して)
- 生徒がモデル制作やプログラミングをする際に行った決断の思考プロセスや論理付けについて、「声に出して考え」たり説明するような声かけをします。
この学習におけるルーブリックの例
- それぞれの生徒に対して、制約のある問題に対する解決方法を作る能力を評価してください。
- 状況に合った評価基準を作成しましょう。例:
1.追加の支援を必要とする
2.支援を受けずに作業できる
3.他の生徒に教えることができる
自己評価
- それぞれの生徒に、自分の成果に最もよくあてはまるブロックを選ばせます。
- 黄:せいやくのある問題のかい決方ほうを作ることができると思う。
- 青:せいやくのある問題のかい決方ほうを作ることができる。
- 緑:せいやくのある問題のかい決方ほうを作ることができ、クラスメートを手つだうこともできる。
仲間のフィードバック
- グループごとに、一緒に作業をした体験について話し合ってもらいます。
- 下のような文章を使うように促してください:
- 君が…したのはとてもよかったと思う。
- 君がどうやって…したのかもう少し聞きたいな。
ヒント
プログラミングのヒント
- 最初のチャレンジが完了すると、地図が提示されます。
- 地図を見ながら、タクシーがルートの通りに進むように、残りのプログラミングブロックを使ってプログラムを修正できるか挑戦してもらいます。
組み立てのヒント
- 2番目のチャレンジが完了したら、3つの見本写真とオープンエンドのタスクを参考にしながら、モデルの改善に取り組んでもらいます。
- 見本写真は生徒の想像力を刺激し、試行錯誤しながらモデルをカスタマイズするプロセスを助けることを目的としています。
このチャレンジには組み立て説明書はありません。
個別化
学習に困る生徒が多い場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう。
- モデルのカスタマイズに取り組む際に見せる見本写真を1枚だけにする
- プログラムとモデルデザインのどちらかだけをカスタマイズする
この学習で物足りない場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう:
- ロボットヘルパーがダニエルの持ち物を運べるよう、数種類のベースをデザインする
- ロボットが事前に決められたルートに従って移動するようにプログラミングする
発展課題
- グラフの座標を使ってロボットヘルパーのルートを地図にしてもらいましょう。x軸とy軸を使ってロボットが進むルートを描くように指示します。別のグループのロボットが通るルートを地図にしても構いません。
発展課題を行うと、45分間を超える授業をすることができます。
算数:
教師用サポート
学習内容:
- 制約のある問題に対する解決方法を考える
- 他者のアイデアを改善して新しいプログラムを開発する
- 話し合いに効果的に参加する
(生徒2人につき1つ)
- レゴ® エデュケーションSPIKETM ベーシック セット
- レゴ® エデュケーション SPIKE™ アプリをインストールしたデバイス
国語
知識及び技能
(2) 情報の扱い方に関する事項
思考力,判断力,表現力等
A 話すこと・聞くこと
算数
B 図形
3 ものの位置の表し方