レゴ® エデュケーション SPIKE™ プライムセット

基礎ミッション

実際の FIRST LEGO League ミッションを使ってチームをコーチし、今後の LEGO League に対する準備をしましょう。

90~120分
初級
小学校高学年・中高校
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レッスンプラン

1. 準備する

  • レゴ® エデュケーション SPIKE アプリの生徒用資料を読み、学習課題をよく理解しておきましょう。
  • この授業を達成するために、生徒はアドバント・ドライビングベースモデルとドーザーブレードを使える必要があります。

2. 関心を引き付ける (10分)

  • 下の*「ディスカッションを活性化させる」*セクションの「アイディア」を参考に、生徒の学習への関心を喚起します。
  • ビデオを使って本時に取り組む学習課題の説明をします。

3. 探求する (30分)

  • 競技フィールドに Boccia Share モデルを配置するよう指示します。
  • 説明書にしたがってロボットをBoccia モデルのところまで移動し、起動させるようなプログラムを作成してもらいます。

4. 説明する (10分)

  • モデルでキューブを壁の反対側に投げる際に重要なロボットの機能について、ディスカッションを促します。

5. さらに実践する (40分)

  • 各チームにロボットを整列させて、Boccia モデルを起動するミッションに向かわせます。
  • 何かミッションで特に注意するべき点に気づいたか生徒に質問してください (両方のキューブを壁の向こうに投げるのではなく、赤と青のどちらかを選ばなければならないことなど)。
  • 線に沿って走行するロボットについて学んだことの中で、ほかのミッションにアクセスするのに役立つ事柄についてディスカッションを促してください。
  • 忘れずに片付けの時間をとりましょう。

6. 評価する

  • それぞれの生徒に取り組みを評価して伝えます。
  • 評価の際は、下で提示しているルーブリックを参考にしてください

ディスカッションを活性化させる

下のように問いかけながら、これまでの学習内容を応用してこのミッションを達成する方法についてディスカッションを促してください。

  • ロボットは何をしているのですか?
  • ロボットはどうやって Boccia モデルに手を届かせることができますか?
  • ロボットは Boccia モデルをどのような方法で起動させますか?
  • このミッションにおいて、速度と精度の間の理想的なバランスは何でしょうか?

また、全員に学習課題を明確に把握させるため、このビデオを生徒に見せましょう。

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組み立てのヒント

Boccia Share モデルをセットアップする
生徒がBocciaモデルをセットアップする際に下のヒントを教えてあげましょう。

  • モデルが正しく組み立てられ、きちんと操作できることを確認します。
  • デュアルロックを慎重にかけ、モデルをマット上の正しい位置に置きます。
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Boccia Share モデルの起動

  • 赤と青のキューブを両方起動し、必要に応じて搭載ツールを入れ替えてみてください。
  • 起動が完了する度にモデルをリセットします。
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Boccia Share モデルをマットの上にセットアップする
競技フィールド上のモデルの正しい位置を確認してください。

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プログラミングのヒント

メインプログラム

SPIKE Competition Ready The-Boccia-Shared-Mission Step04-Program - ja-jp

個別化

学習に困る生徒が多い場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう:

  • 線に沿ってミッションへ向かう際のロボットの精度について注目します。
  • ミッションの一部をクラス全員で解きます。

この学習で物足りない場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう。

  • 競技フィールドのほかの線に沿って走行できるか挑戦してもらいます。
  • このミッションの前後に、今年の FIRST LEGO League の別の課題を割り当てます。

学習評価

この学習におけるルーブリックの例
次のルーブリックを参考に、評価規準や判定基準を作成しましょう。

1.課題を部分的にこなした。
2.課題を十分にこなした。
3.期待を上回る達成度であった。

以下の成功基準を使用して、生徒の進度を評価します。

  • 生徒はミッションを達成するために、チームとして活動することができた。
  • 生徒は、一度にできる限り多くのミッションを達成するために、チームとして一緒に活動できた。
  • 生徒は各ミッションをどのように達成できたかについて説明し、自分のロボット、プログラム、ミッションの攻略方法について発表できた。

自己評価
それぞれの生徒に、自分の成果に最もよくあてはまるブロックを選ばせます。

  • 青:一つのミッションを達成できた。
  • 黄色:二つ以上のミッションを達成できた。
  • 紫色:チームとして活動し、自分たちのロボットやプログラム、ミッションの攻略方法についてコーチに発表することができた。

仲間の評価
次の方法で、生徒が他の生徒からフィードバックをもらえるよう促します。

  • 上記の色付きブロックのスケールを使用し、生徒全員にほかの生徒1人のパフォーマンスを評価してもらいます。
  • 次のレッスンで、お互いに建設的なフィードバックをしあい、グループ全体のパフォーマンスを向上させましょう。
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国語の発展課題

国語スキルの発達を取り入れるために以下の内容を行います。

  • 生徒に、最短時間でミッションを達成する効果的な攻略方法について、発表させます。

注:これにより、さらに長い授業をすることができます。

職業適性

この授業を楽しむことができた生徒は、以下の進路について興味がある可能性があります。

  • 情報サービス業
  • コンピュータープログラミング

教師用サポート

学習内容:

  • はじめてのFIRST^®^ LEGO^®^ League ミッションを達成する。
  • ロボットを、競技フィールドにおいて動作させる。

レゴ® エデュケーション SPIKE プライム セット
レゴ® エデュケーション SPIKE プライム 拡張セット
FIRST® LEGO® League Challenge セット

生徒用資料

生徒用ワークシート

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