BricQモーション プライム

フリーキック

審判がホイッスルを鳴らしました…ファウル!フリーキックが与えられました。毎回必ずゴールを決めるにはどうすればよいでしょうか?

30~45分
中級
小学校高学年・中高校
ハイブリッド
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準備

  • 付属の生徒用資料をよく読んでおきます。授業ではプロジェクターを使って生徒用資料を表示するとよいでしょう。
  • ニュートンの3つの運動の法則を前のレッスンで学習しておいてください。
  • それぞれの生徒の能力や学習進度を考慮してください。全員がレッスンを楽しめるよう、必要に応じて個別化します。下の個別化セクションを参考にしてください。

関心を引きつける

(クラス全員、5分)

  • ここで生徒用ビデオを見るか、付属の生徒用資料から再生してください。
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  • サッカー選手がゴールを決める際に働く力について簡単にディスカッションをしてください。
  • 次のような質問をしてください:
    • サッカー選手がボールを蹴ると何が起こりますか?(ボールを蹴る脚が運動エネルギー [(=動作) をボールに与えます。選手の脚の質量 [重さ] と蹴るときの速度 [速さ] によって、ボールがどこまで飛ぶかが決まります。)
    • サッカー選手はどのようにしてボールを様々な方向に蹴っているのでしょうか?(ボールを蹴るときの足の角度で、ボールがどの方向に飛ぶかが決まります。)
  • ボールを停止させるのは何ですか?(空気抵抗と、芝生などボールが転がっている面の摩擦力によって停止します。)
  • これからボールを蹴るモデルとゴールキーパー、ゴールポストを組み立てることを説明します。
  • すべてのグループにセットを配布します。

探究する

(少人数グループ、30分)

  • ペアでフリーキックのモデルを組み立ててもらいます。ブロックを探す役と組み立てる役を、ステップごとに交代しながらモデルを完成させるよう指示してください。
  • 組み立てに役立つ情報は下のヒントを参照してください。
  • このモデルの組み立てには15~20分が必要です。完成したグループから、モデルを試しに動作させてみるよう指示します。
  • これから生徒用資料の3つの実験を行うことを説明します。

実験 1:

  • モデルのレバーを引いてボールをペナルティスポットに置き、レバーから手を放すよう指示します。
  • ボールは下のゴールにまっすぐ入るはずです。

実験 2:

  • 赤の靴を黄色の靴に交換するよう指示します。
  • レバーを引いて手を放したらボールがどの角度に進むかを予測してもらいましょう。予測した角度を生徒用ワークシートに記録させます。(教師用サポート 補足資料)

実験 3:

  • 次に、黄色の靴を紫の靴に交換するよう指示します。
  • 前の実験と同じように、レバーを引いて手を放したらボールがどの角度に進むかを予測し、記録してもらいます。

説明する

(クラス全員、5分)

  • 生徒を集めて、グループで観察した事柄について発表してもらいます。
  • 次のような質問をしてください:
    • 赤い靴を黄色や紫の靴に交換すると、水平方向のキックメカニズムでボールが上方向に飛んだのはなぜでしょうか?(黄色と紫の靴は斜面のある形状になっています。よって、靴がボールと衝突する際に力 [つまり不規則な垂直抗力] が必ず表面に対して直角 [つまり垂直] に向けられることになります。)
    • 選手に蹴られたボールが飛んでいく際に働いている力は何と呼ばれますか?(この力は「力ベクトル」と呼ばれます。 ベクトルとは、特定の方向に働く力の量です。)

さらに実践する

(クラス全員、5分)

  • 時間に余裕があれば、ゴールキーパーを負かす方法を考えてもらいましょう。1人の生徒がゴールキーパーを作り、もう1人の生徒はゴールを決めるのに最適な靴を選びます。ボールが上の段のゴールに入っても得点とします。
  • 生徒がモデルを解体してブロックをトレーに仕分けし、作業スペースを片付ける時間を設けてください。

評価する

(レッスン全体を通して)

  • それぞれの生徒に取り組みを評価して伝えます。
  • 自己評価を行います。
  • 評価の際は、下のルーブリックを参考にすると良いでしょう。

 
この学習におけるルーブリックの例

  • それぞれの生徒が、特定の方向に働く力によって物体の運動が変化する仕組みをどの程度上手く説明できるかを評価します。
  • 状況に合った評価基準を作成しましょう。例:
    1. 追加の支援を必要とする
    2. 支援を受けずに作業できる
    3. 他の生徒に教えることができる

自己評価

  • それぞれの生徒に、自分の成果に最もよくあてはまるブロックを選ばせます。
    • 緑:助けを借りて、物体に働く様々な力が、その物体の運動の方向を変化させることを説明することができる。
    • 青:物体に働く様々な力が、その物体の運動の方向を変化させることを説明することができる。
    • 紫:物体に働く様々な力が、その物体の運動の方向を変化させる仕組みを詳しく説明することができる。

仲間のフィードバック

  • 以下の指示に従って生徒同士で評価し合うよう促してください:
    • 上のブロックの評価基準を使ってお互いの成果を評価する
    • お互いのアイデアを取り上げて建設的なフィードバックを提供する
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ヒント

組み立てのヒント

  • ビームとプレートの穴を数えるとブロックを正しく配置するのに役立つことを生徒にもう一度説明します。
  • 20分が経過した時点でキッカーと靴しか完成していない場合は、手をゴール代わりにして実験を行うよう指示します。

個別化

学習に困る生徒が多い場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう:

  • まずは赤と紫の靴のみを使って実験を行うよう促す
    この学習で物足りない場合は、次のように学習方法を工夫してみましょう:
  • ゴールキーパーの横の位置 (キーパーがゴールの中央にいる場合、その左右どちらか) にゴールが入るよう、靴の位置やデザインを変更させる

発展課題

(注:時間が別途必要です。)
数学スキルの向上を図るには、紫の靴と黄色の靴を使用した場合のボールが飛んだ高さと移動した距離を測定し、高さ対距離の割合を求めてもらいましょう (ボールの飛んだ高さが10cmで[水平方向に] 45cm 移動した場合、10/45 = 2:9の比率となります)

小学校学習指導要領算数 第2-第5学年-2-C-(3)

1:1 ハイブリッド学習

ハイブリッド学習向け資料のページから、個人学習キットのレッスンプランをダウンロードしてください。

教師用サポート

学習内容:

  • サッカー選手がボールを狙い通りの高さに蹴ってゴールに入れる際の力ベクトルと2つの物体が衝突することによって生じる運動の仕組みを調べる
  • 斜面 (楔形) の形によってボールの進む方向がどのように変化するかを調べる
  • レゴ® エデュケーション BricQ モーションプライム セット (生徒2人あたり1セット)

中学校学習指導要領
国語 原因と結果、意見と根拠、少人数で話し合う活動、分かりやすく伝える
数学 比例/反比例、π、一元一次方程式
理科 [第1分野] 運動とエネルギー、斜面に沿った運動、
[第2分野] 大気圧、天体の動きと地球の自転・公転
技術・家庭 [技術分野] 材料、加工、エネルギー変換及び情報の技術
総合的な学習の時間 探究的な見方・考え方、横断的・総合的な学習を行う

生徒用資料

生徒用ワークシート

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